メッセージブックの初版版を書いた、書家アーティストのゆかさんの、本を作ったきっかけと想いです
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本を作ったきっかけ
私は長男を妊娠したとき、出産はとにかく痛いもので、私は耐えられるのか?といった、漠然とした怖さと不安があった。
そんな時にたまたま自宅出産の写真展に出会い、「自宅でも産める」ということや「開業助産師」という存在を知った。
とにかく初産で不安が強かった私は、開業助産師さんに電話して、個別に話をする時間を設けた。
その中で助産師さんは、お産に対して、さまざまな側面から私を勇気づける、ポジティブな「言葉」をプレゼントしてくれた。
「赤ちゃんがどう降りてくるのか」等の学術的なことを、身体やいのちの神秘と重ねて.
お産をもっと深〜い視座で観れるような「言葉」の数々を送ってくれた。
あの時の私は、まさに目から鱗で、お産(いのち)って神秘的だなぁ、美しいなぁ、愛おしいなぁと、お産(いのち)に対する捉え方がガラッと変わっていくのが分かった
私は里帰り出産(病院)を選び、my助産師と一緒に出産こそしなかったけど、
離れていても、my助産師がプレゼントしてくれた「言葉」を胸に、自分の身体を信頼し、産院側に伝えたいことを伝えて産むことができた。
主体的に挑んだからこそ、次はこうしたいって思えた。
お産を通して、考え方、生き方が変わった。
あんなに妊娠・出産に対してネガティブだった私が
助産師さんと出会い、
助産師さんの「言葉」と出会い、
お産に対する見方、捉え方が変わり、
考え方、生き方まで変わったのだった。
人との出会い、言葉の力は本当にすごい。
「出産はとにかく痛い、きつい」というネガティブな「言葉」しか聞いていなけれは、怖いし、不安に思うのは当たり前の事かもしれない。
どんな「言葉」に出会うかで、人生は変わる
ポジティブな「言葉」に
勇気づける「言葉」に
前向きになれる「言葉」に出会えば
不安や怖さは和らぎ、
新しい捉え方ができるし、生き方が変わることを学んだ。
私が助産師さんにもらった「言葉」をひとりじめするのはあまりにも勿体無いことで、
1人でも多くの人に知らせたい
この「言葉」のギフトをみんなが受け取れば、もっと幸せなお産が増えると信じ、今回本(初版)を書いた。
どんな高価なプレゼントよりも、いのちを愛おしいと、お産を素敵だと思える「言葉」に敵うものはない。
出産に対して、「痛み」のイメージが強く、不安や怖さを抱えているお母さんが1人でもいるとしたら、私は助産師さんから受け取った「言葉」のバトンを、渡したいし、渡していかなくちゃならない。
その強い想いが、私に筆を握らせ、本というカタチになったキッカケだった。
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